青い空と白い羽根 #5
2005年1月28日そして、僕の計画は成功した。
彼女は僕が捕まえようとしても、抵抗しなかった。ただ、少し哀しそうな顔をしただけだった。
僕はそれをいいことに、彼女の手足の自由を奪って、ひょいと抱え上げた。
彼女は見た目よりも遥かに軽かった。まさにひょいっと非力な僕にでも抱え上げられるくらいに。
部屋に戻ると、僕はまっさきに用意していた足かせを彼女の細い足首につけた。
じゃらり、と音をたてる足かせを見ても、彼女は何も言わなかった。ただ、やはり少し哀しそうな顔をしただけだった。
とりあえず、彼女が空に飛び立ってしまう心配がなくなったことに僕はほっと安堵の息をついた。
そして、まだ彼女と一言も言葉をかわしていないことに気が付いた。
迷ったあげく、僕はおそるおそる、「こんにちわ」と言ってみた。
なんとも情けく、こんなときにゆう台詞には相応しくないのはいたいほど分かってはいたけれど、他の台詞が思い浮かばなかったのだ。
彼女は無言のまま、こちらを見た。
彼女と僕の眼が合った。
彼女の眼は、空に浮かんでいるときに見たのとはまるで違っていて、僕は少し戸惑ってしまった。
彼女の黒い眼には、哀しみが映っていた。それが僕のしたことの所為であることは明白だった。だけど、彼女の眼には、僕に対する、軽蔑や恐れの色は映していないように見えた。
何故、彼女は僕を責めないのだろう。
僕はいたたまれなくなって、つっと彼女の黒い眼から視線をそらした。
彼女は僕が捕まえようとしても、抵抗しなかった。ただ、少し哀しそうな顔をしただけだった。
僕はそれをいいことに、彼女の手足の自由を奪って、ひょいと抱え上げた。
彼女は見た目よりも遥かに軽かった。まさにひょいっと非力な僕にでも抱え上げられるくらいに。
部屋に戻ると、僕はまっさきに用意していた足かせを彼女の細い足首につけた。
じゃらり、と音をたてる足かせを見ても、彼女は何も言わなかった。ただ、やはり少し哀しそうな顔をしただけだった。
とりあえず、彼女が空に飛び立ってしまう心配がなくなったことに僕はほっと安堵の息をついた。
そして、まだ彼女と一言も言葉をかわしていないことに気が付いた。
迷ったあげく、僕はおそるおそる、「こんにちわ」と言ってみた。
なんとも情けく、こんなときにゆう台詞には相応しくないのはいたいほど分かってはいたけれど、他の台詞が思い浮かばなかったのだ。
彼女は無言のまま、こちらを見た。
彼女と僕の眼が合った。
彼女の眼は、空に浮かんでいるときに見たのとはまるで違っていて、僕は少し戸惑ってしまった。
彼女の黒い眼には、哀しみが映っていた。それが僕のしたことの所為であることは明白だった。だけど、彼女の眼には、僕に対する、軽蔑や恐れの色は映していないように見えた。
何故、彼女は僕を責めないのだろう。
僕はいたたまれなくなって、つっと彼女の黒い眼から視線をそらした。
青い空と白い羽根 #4
2005年1月28日2度目の喪失を経験した僕は考えをめぐらせた。どうしたら彼女の唄をずっと聴いていられるか。
ずっと彼女のそばにいればいい。しかし、彼女はすぐに空に上っていってしまう。
そして、僕には空を飛び彼女の後を追うことができない。
彼女のそばにいる方法はひとつしかないように思えた。
僕は彼女を捕らえることにした。
ずっと彼女のそばにいればいい。しかし、彼女はすぐに空に上っていってしまう。
そして、僕には空を飛び彼女の後を追うことができない。
彼女のそばにいる方法はひとつしかないように思えた。
僕は彼女を捕らえることにした。
青い空と白い羽根 #3
2005年1月15日結局、その日、僕は何にも手をつけられず、自室で、ぼんやりまどろんで過ごした。
次の日、昨日と同じ道をたどり、彼女の歌声を聴いたところで、足を止めた。
ここだ。ここであの声を聴いたんだ。
眼を閉じて、彼女の歌声を思い出そうとする。
そう。こんな声だった。初めて聴くんだけど、懐かしいような、切ないような気がする歌声、、
眼を開けても、歌声はやまなかった。
空を仰ぐと、彼女がいた。
僕はまた呼吸の仕方を忘れたまぬけな金魚のように、口をぱくぱく動かすことしかできなかった。
ゆれるようなビヴラートの後、彼女はこちらをちらりと見やり、微笑をうかべたまま、くるりと黒髪をたなびかせ、上空へスキップし始めた。
再び、あの白と黒のコントラストを眼にした僕は、不意に我に返った。
そして、あの強い欲求がよみがえった。
もっと彼女の唄を聴きたい
僕は千切れんばかりに両手を彼女の方にのばした。
けれど、僕の手に触れることなく、白いワンピースの裾はふわふわとゆれながら、青い空に消えた。
次の日、昨日と同じ道をたどり、彼女の歌声を聴いたところで、足を止めた。
ここだ。ここであの声を聴いたんだ。
眼を閉じて、彼女の歌声を思い出そうとする。
そう。こんな声だった。初めて聴くんだけど、懐かしいような、切ないような気がする歌声、、
眼を開けても、歌声はやまなかった。
空を仰ぐと、彼女がいた。
僕はまた呼吸の仕方を忘れたまぬけな金魚のように、口をぱくぱく動かすことしかできなかった。
ゆれるようなビヴラートの後、彼女はこちらをちらりと見やり、微笑をうかべたまま、くるりと黒髪をたなびかせ、上空へスキップし始めた。
再び、あの白と黒のコントラストを眼にした僕は、不意に我に返った。
そして、あの強い欲求がよみがえった。
もっと彼女の唄を聴きたい
僕は千切れんばかりに両手を彼女の方にのばした。
けれど、僕の手に触れることなく、白いワンピースの裾はふわふわとゆれながら、青い空に消えた。
青い空と白い羽根 #2
2005年1月15日数分後、もしくは数時間後、数日後とゆうこはないだろうと思うけど、すごく長い時間そこで唖然と座り込んでいたような気がする。
さっきまで彼女がそこにいた、今は誰もいない青い空を再び見上げたときに、今まで忘却の彼方においやられていた、知識や情報、感情が蘇ってきた。
その多大な量の洪水に襲われた僕は、大きな戸惑い、中くらい程度の嫌悪感、そして、少しの安堵感を覚えた。
その洪水が勢力を弱めてきたころ、ようやく僕は歩道に根をはりはじめたおしりを上げた。
そして、もう一度、青い空を仰いだとき、なにかものすごく大切なものをなくしたような思いに捕らわれた。
どうにかして思い出さなければならないとゆう、もう1人の自分の必死の声を受け入れ、なんとか海馬の中を手探りしてみた。
−白と黒のコントラスト−
もう1人の自分が、それだっ。もっと詳しく思い出せ。と声をかける。
−しろい、スカート、、ワンピースの裾、、くろい、、髪。長い髪−
あぁ、、ともう1人の自分が、歓声とゆうよりは、陶酔しきったような声をあげた。
その瞬間、おそらく、もう1人の自分が思い出したのであろう、光景、いや、人物が僕の頭の中に浮かびあがった。
白いワンピースを着たとゆうよりも、巻き付けたとゆう印象の女の子だ。
さらさらとゆれる、思わず顔をうずめて匂いをかぎたくなるような、長い黒い髪の女の子だ。
それとおそろいの、真っ黒な瞳の女の子だ。
肌は雪のように白い。けれど、不思議と冷たそうな感じはしない。細い腕の女の子だった。
思わず、眼を閉じて、頭の中にうかぶ彼女の姿に、とゆうか、彼女のかもし出す空気に魅了されていた僕は、今までに耳にしたことのないような、心地よい歌声を聴いた。
眼を開けた僕の中には、強い欲求があった。
もっと彼女の唄を聴きたい。
さっきまで彼女がそこにいた、今は誰もいない青い空を再び見上げたときに、今まで忘却の彼方においやられていた、知識や情報、感情が蘇ってきた。
その多大な量の洪水に襲われた僕は、大きな戸惑い、中くらい程度の嫌悪感、そして、少しの安堵感を覚えた。
その洪水が勢力を弱めてきたころ、ようやく僕は歩道に根をはりはじめたおしりを上げた。
そして、もう一度、青い空を仰いだとき、なにかものすごく大切なものをなくしたような思いに捕らわれた。
どうにかして思い出さなければならないとゆう、もう1人の自分の必死の声を受け入れ、なんとか海馬の中を手探りしてみた。
−白と黒のコントラスト−
もう1人の自分が、それだっ。もっと詳しく思い出せ。と声をかける。
−しろい、スカート、、ワンピースの裾、、くろい、、髪。長い髪−
あぁ、、ともう1人の自分が、歓声とゆうよりは、陶酔しきったような声をあげた。
その瞬間、おそらく、もう1人の自分が思い出したのであろう、光景、いや、人物が僕の頭の中に浮かびあがった。
白いワンピースを着たとゆうよりも、巻き付けたとゆう印象の女の子だ。
さらさらとゆれる、思わず顔をうずめて匂いをかぎたくなるような、長い黒い髪の女の子だ。
それとおそろいの、真っ黒な瞳の女の子だ。
肌は雪のように白い。けれど、不思議と冷たそうな感じはしない。細い腕の女の子だった。
思わず、眼を閉じて、頭の中にうかぶ彼女の姿に、とゆうか、彼女のかもし出す空気に魅了されていた僕は、今までに耳にしたことのないような、心地よい歌声を聴いた。
眼を開けた僕の中には、強い欲求があった。
もっと彼女の唄を聴きたい。
青い空と白い羽根 #1
2005年1月15日青い空の下を歩いていたら、上空からなんともいえない心地よい歌声が聴こえてきた。
空を仰いで見れば、飛んでいるというよりも、踊っているとゆうにちかい状態でふわふわとステップをふんでる女の子がいた。
僕は常識だとか、人間関係、政治に関する不満、果ては、今飲んでたジュースの缶の存在までを忘れてしまった。
彼女の歌声にはそんな力があった。
もう、自分の母国語が英語か中国語もしくはポルトガル語やロシア語なのかさえ分からない僕は、彼女に声をかけたいのだけれど、何語で話したらよいのか分からない。彼女に声をかけたいのだけれど、彼女が歌うのを邪魔したくない。
もう、自分の名前すら忘れてしまった僕に、自分がしたいことなど分かるはずなどなかった。
ただ、上空の彼女を見上げ、口をぱくぱくと動かすだけだった。
そんな僕の存在に気付いたのか、彼女は不意に歌声を閉ざした。
首をかしげ、こちらを見下ろす−僕と彼女の位置関係からゆうと、見下ろすとゆう言葉になるのだけれど、僕には、彼女が上目遣いに見上げてるように見えた−と、軽く微笑んだ。
かと思うと、くるりと背を向け、スキップをするような足取りで青い空を上っていった。
白いワンピースの裾がゆれ、長い黒髪がさらさらと踊る。
鮮やかで優しい、木漏れ日ににたようなコントラストに、眩暈を覚えた僕は、思わず、へなへなと道端に腰をおろしてしまった。
空を仰いで見れば、飛んでいるというよりも、踊っているとゆうにちかい状態でふわふわとステップをふんでる女の子がいた。
僕は常識だとか、人間関係、政治に関する不満、果ては、今飲んでたジュースの缶の存在までを忘れてしまった。
彼女の歌声にはそんな力があった。
もう、自分の母国語が英語か中国語もしくはポルトガル語やロシア語なのかさえ分からない僕は、彼女に声をかけたいのだけれど、何語で話したらよいのか分からない。彼女に声をかけたいのだけれど、彼女が歌うのを邪魔したくない。
もう、自分の名前すら忘れてしまった僕に、自分がしたいことなど分かるはずなどなかった。
ただ、上空の彼女を見上げ、口をぱくぱくと動かすだけだった。
そんな僕の存在に気付いたのか、彼女は不意に歌声を閉ざした。
首をかしげ、こちらを見下ろす−僕と彼女の位置関係からゆうと、見下ろすとゆう言葉になるのだけれど、僕には、彼女が上目遣いに見上げてるように見えた−と、軽く微笑んだ。
かと思うと、くるりと背を向け、スキップをするような足取りで青い空を上っていった。
白いワンピースの裾がゆれ、長い黒髪がさらさらと踊る。
鮮やかで優しい、木漏れ日ににたようなコントラストに、眩暈を覚えた僕は、思わず、へなへなと道端に腰をおろしてしまった。
月の見えない街でたくさんの人とすれ違う
口にできなかった言葉が頭の中で膿んで
視界がぼやけて消えた
バスはキミとの距離を確実に広げ
赤い蛍が瞬くのをぼんやり見てた
終点は何処ですか?
寒空の中ただ独り立ち尽くす
街灯の下 人影はない
口に出せなかった言葉を何度も何度も音にした
この声は届きませんか?
キミが言わなかった言葉を知りたい
口にできなかった言葉が頭の中で膿んで
視界がぼやけて消えた
バスはキミとの距離を確実に広げ
赤い蛍が瞬くのをぼんやり見てた
終点は何処ですか?
寒空の中ただ独り立ち尽くす
街灯の下 人影はない
口に出せなかった言葉を何度も何度も音にした
この声は届きませんか?
キミが言わなかった言葉を知りたい
11月
2004年12月6日はじめてクラシックコンサートに行った テニス日和 シングルの日は楽だ シーツを洗った 最近天気がよいのでうれしい てんてこまいだ 体重が元に戻った 活字に溺れる 初対面はやはり苦手だ 暴力反対 雨上がり立ち上がり 睡眠不足 大きな車もいいもんだ チャリをこぐ 25歳になった 歩き廻った 少し険悪なムード 雨がやまない 回転速度についてけない クリスマスはないらしい、、 まったりライフ 緊張してきた 1人うく 人間の定義 クリスマスの飾りつけをした
ISBN:4163228403 単行本 高野 和明 文藝春秋 2004/04/07 ¥1,680
読んだ。いや、よかった。
あれよなぁ。でも、やっぱり。
知識がない故、死んでしまう人はやっぱり多いんやろうなぁ。と思った。
やっぱ、生きていく為には、学ばなければ。ってことなんかなぁ。
ちと違う気もするが。この言い方だと。
そして、うちの場合、きっと沢山の人の命を救うことは出来ひんのやろうなぁ。と思う。
誰か最初に助けたら、きっとその人に感情移入しすぎて、その人がちゃんと最後まで生きていけるか見守ると思う。
そうゆう人間よ。うちってば。
不特定多数の人よか、特定少数の人が大切なんです。
人の道を歩く
読んだ。いや、よかった。
あれよなぁ。でも、やっぱり。
知識がない故、死んでしまう人はやっぱり多いんやろうなぁ。と思った。
やっぱ、生きていく為には、学ばなければ。ってことなんかなぁ。
ちと違う気もするが。この言い方だと。
そして、うちの場合、きっと沢山の人の命を救うことは出来ひんのやろうなぁ。と思う。
誰か最初に助けたら、きっとその人に感情移入しすぎて、その人がちゃんと最後まで生きていけるか見守ると思う。
そうゆう人間よ。うちってば。
不特定多数の人よか、特定少数の人が大切なんです。
人の道を歩く
ISBN:4048735004 単行本 乙一 角川書店 2003/12 ¥1,575
あっこおすすめの本やけどね。
やっとこ読みました。
短編集みたいなかんじねんけど、すごいよかった。ほんとうによかった。
傷って話が特によかったっす。
アンコンディッショナルラヴ。ですね。
もっと優しくなりたいなぁ。って思った。
もっと沢山のものやことを受け入れていきたいなぁ。って思った。
しあわせは子猫のかたちもすごいいかったし。
他の作品も読みたいっすね。
ちなみに、最後のマリアの指はちょっといまいちなかんじでしたがね。
その話を読んでるときに、頭の中で音がなったので、なんの曲かと思って紡いでいったら、aikoマンのナキムシやった。(笑)
あっこおすすめの本やけどね。
やっとこ読みました。
短編集みたいなかんじねんけど、すごいよかった。ほんとうによかった。
傷って話が特によかったっす。
アンコンディッショナルラヴ。ですね。
もっと優しくなりたいなぁ。って思った。
もっと沢山のものやことを受け入れていきたいなぁ。って思った。
しあわせは子猫のかたちもすごいいかったし。
他の作品も読みたいっすね。
ちなみに、最後のマリアの指はちょっといまいちなかんじでしたがね。
その話を読んでるときに、頭の中で音がなったので、なんの曲かと思って紡いでいったら、aikoマンのナキムシやった。(笑)
10月
2004年11月11日気持のよい天気だった ホタテごはんを初めて食べた 秋のかほり 車をみがいた 1人の休日 人間は恐い生き物だ ガソリンを二千円分入れた バイトが決まった おコタを出した 優香はやっぱりかわいい 秋晴れの1日 温泉はきもちよい 手の中はからっぽ 今年初のなべを食べた 新しい環境にドギー&マギー 病院へ行った とんがった三日月がういてた 手を火傷した もうすぐ台風がくるらしい ポーターはやっぱり黒だ 抗生物質を飲む 記憶力の低下を嘆く キレイになった 三大珍味を食す また火傷した カレー三昧の日々 火傷にアロエをはった 1人で寝る夜 薬漬け 郷郷の音に酔いしれる 図形の虜になる ダブルの日
浮かびあがる白に誘われて河原におりた
水は闇をさらさらと流し
白い衣をまとった僕にてまねきをする
医者からもらった薬は確かに眠りをもたらした
けど、違う
大地は堪えきれずに悲鳴をあげ
風はさらに冷たくなる
黒い水に足を進めた
闇は僕をなでては通りすぎ
上から下へ 上から下へ流れていく
キミの眼は確かに僕を映した
けど、違う
僕の眼に映るものは 輝く星たち
水は僕をさらさらと流し
闇の衣をまとった僕を見送るのは
夜の中白く浮かびあがる すすき野原
水は闇をさらさらと流し
白い衣をまとった僕にてまねきをする
医者からもらった薬は確かに眠りをもたらした
けど、違う
大地は堪えきれずに悲鳴をあげ
風はさらに冷たくなる
黒い水に足を進めた
闇は僕をなでては通りすぎ
上から下へ 上から下へ流れていく
キミの眼は確かに僕を映した
けど、違う
僕の眼に映るものは 輝く星たち
水は僕をさらさらと流し
闇の衣をまとった僕を見送るのは
夜の中白く浮かびあがる すすき野原
秋晴れの朝
ふと手の中を覗いてみた
ひとつひとつ苦労して集めたキラキラ光るもの
壊れないようにそっとにぎりしめてた大切なもの
手を開いてみたら
なんにもなかった
いっこもなかった
知らない間に指の隙間から
さらさらさらさら零れていって
なにも残ってない
冷たい青空に手のひら透かして見た
なんにもない
ふと手の中を覗いてみた
ひとつひとつ苦労して集めたキラキラ光るもの
壊れないようにそっとにぎりしめてた大切なもの
手を開いてみたら
なんにもなかった
いっこもなかった
知らない間に指の隙間から
さらさらさらさら零れていって
なにも残ってない
冷たい青空に手のひら透かして見た
なんにもない
ISBN:4062108569 単行本 高野 和明 講談社 2001/08 ¥1,680
13階段は、おもしろいってゆうか、えっそうなん?の連続でした。
かなり考えさせられる内容でした。
ちなみに、うちの死刑に関する考えは、今の死刑の仕方には反対。
死刑以外にありえない。ってゆう人に下されるわけっしょ?死刑って。
そんなら、苦しまずにあっさり殺してしまうのはどうかと思う。←非情
せめて最期くらいは、誰かの役にたってくれ。ってことで。
人体実験を許可します。うちなら。
そのおかげで、後々助かる人が出てくるっしょ?それやったら。
その方が、被害者の家族とかもまだ救われへん?
それくらいはしてもいいと思うねんけどなぁ。
実際、ヒトラーがユダヤの人々に行った人体実験。
それはすごく悪いことで、罪のない人たちにそんなことをするのは許せないけど。
その行われた結果は、今でもかなり参考になってるんしょ?
無駄死にって、言葉悪いけど、そんなんよか、やっぱしなんかねぇ。
どうかと思うわけよ。うちは。
とかなんとか。
13階段は、おもしろいってゆうか、えっそうなん?の連続でした。
かなり考えさせられる内容でした。
ちなみに、うちの死刑に関する考えは、今の死刑の仕方には反対。
死刑以外にありえない。ってゆう人に下されるわけっしょ?死刑って。
そんなら、苦しまずにあっさり殺してしまうのはどうかと思う。←非情
せめて最期くらいは、誰かの役にたってくれ。ってことで。
人体実験を許可します。うちなら。
そのおかげで、後々助かる人が出てくるっしょ?それやったら。
その方が、被害者の家族とかもまだ救われへん?
それくらいはしてもいいと思うねんけどなぁ。
実際、ヒトラーがユダヤの人々に行った人体実験。
それはすごく悪いことで、罪のない人たちにそんなことをするのは許せないけど。
その行われた結果は、今でもかなり参考になってるんしょ?
無駄死にって、言葉悪いけど、そんなんよか、やっぱしなんかねぇ。
どうかと思うわけよ。うちは。
とかなんとか。
ISBN:406182256X 新書 殊能 将之 講談社 2002/06 ¥735
殊能将之は、あの探偵?シリーズ。
ちょっといまいちかなぁ。
ってゆうのも、鏡の中は日曜日を先に読んでしまったからなんやろうけど。
あの探偵さんの正体を知ってしまってるので、どうも物語りにのめり込めない。
そんなとこ。
殊能将之は、あの探偵?シリーズ。
ちょっといまいちかなぁ。
ってゆうのも、鏡の中は日曜日を先に読んでしまったからなんやろうけど。
あの探偵さんの正体を知ってしまってるので、どうも物語りにのめり込めない。
そんなとこ。
9月
2004年10月2日こしこしパスタを食べた 夢の島に来た 魚と戯れた 海ガメがかわいい 台風は恐いと実感した ラフテーが美味い 飛行機が飛ばない ネコに久々に会った のだめはおもろい ヴラウニーと遊ぶ キレイな字を書いた やっぱり田舎はいい 最近めっきり寒い 髪を黒く染めた 面接に落ちた エビフライは美味しい コルクの羽はよい 白いミニスカートが気になった 精一杯汗をかいた 変な咳が出る 長袖を着る 宇宙のスープ ミシン2がはやく読みたい 焼肉焼いた 青空の写真を飾った 金曜日やと思ってた 未だ無職だ
ISBN:4093861218 単行本 嶽本 野ばら 小学館 2003/06 ¥1,260
ミシンがあまりによかったので、またもや嶽本氏の本を借りてきた。
ところで、下妻物語もこの人の話やったんねぇ。
今、図書館の蔵書検索してて気づいたさ。また読もう。
デウス〜の方は、天草四郎の話。
これまた、終わり方がよいっ。
なんか、しやわせな気分ってか、穏やかな気分になれますよね。
短いっ
ミシンがあまりによかったので、またもや嶽本氏の本を借りてきた。
ところで、下妻物語もこの人の話やったんねぇ。
今、図書館の蔵書検索してて気づいたさ。また読もう。
デウス〜の方は、天草四郎の話。
これまた、終わり方がよいっ。
なんか、しやわせな気分ってか、穏やかな気分になれますよね。
短いっ
ISBN:4093860629 単行本 嶽本 野ばら 小学館 2000/10 ¥1,050
こっちでも活字中毒をつけてみようと思って。
これとミシン2の方を読んだ。
ミシンは、すごいなんてゆうか、よかった。それにつきる。
カサコの予測できない行動に驚かされましたが。
終わり方が、すごいよかった。
読み返したい。と思った初めての小説です。
漫画は何十回と読み返すけど、小説はしたことがない。
一回読んだら、それで終わってしまうねん。うちの中で。完結。
やけど、ミシンはまだ終わってない。うちの中で。やからやろうねぇ。
いい本です。
こんな感じです。駄目駄目レビューですが。
ま、いいやん。ってことで。
ま、しゃぼん玉のコピペですがね。うん。
ま、いいやん。ってことで。
こっちでも活字中毒をつけてみようと思って。
これとミシン2の方を読んだ。
ミシンは、すごいなんてゆうか、よかった。それにつきる。
カサコの予測できない行動に驚かされましたが。
終わり方が、すごいよかった。
読み返したい。と思った初めての小説です。
漫画は何十回と読み返すけど、小説はしたことがない。
一回読んだら、それで終わってしまうねん。うちの中で。完結。
やけど、ミシンはまだ終わってない。うちの中で。やからやろうねぇ。
いい本です。
こんな感じです。駄目駄目レビューですが。
ま、いいやん。ってことで。
ま、しゃぼん玉のコピペですがね。うん。
ま、いいやん。ってことで。
放浪熊
2004年9月24日かれはさすらい歩くよ ひとり
ひとつひとつ音を紡ぎ
ひとつひとつ記憶を紡ぎ
かれはさすらい歩くよ まだひとり
ひとつひとつ音を預け
ひとつひとつ記憶を削り
蒼い草原のなか一本の花道
女の子がその道を歩いてく
赤い花 青い花 きいろい花 白い花
ひとつひとつ摘みながら
かれはちょっとひと休み そうひとり
来た道をぼんやり眺めれば
女の子がひとり歩いてくる
ひとつひとつ小さい足跡残し
花道の終点にはひとりのくま
なにをしてるの ひと休みさ
どこにいくの どこまでもさ
あたしもいく だめだよ
なんで キミには待ってる人がいるからさ
ほらもうおうちに帰りなさい
女の子は花道歩いてく 今はひとり
ひとつひとつ音を拾い
ひとつひとつ記憶を拾い集め
かれはさすらい歩いてく 今もひとり
ひとつひとつ音を紡ぎ
ひとつひとつ記憶を紡ぎ
かれのあとには そう花の道
ひとつひとつ音を紡ぎ
ひとつひとつ記憶を紡ぎ
かれはさすらい歩くよ まだひとり
ひとつひとつ音を預け
ひとつひとつ記憶を削り
蒼い草原のなか一本の花道
女の子がその道を歩いてく
赤い花 青い花 きいろい花 白い花
ひとつひとつ摘みながら
かれはちょっとひと休み そうひとり
来た道をぼんやり眺めれば
女の子がひとり歩いてくる
ひとつひとつ小さい足跡残し
花道の終点にはひとりのくま
なにをしてるの ひと休みさ
どこにいくの どこまでもさ
あたしもいく だめだよ
なんで キミには待ってる人がいるからさ
ほらもうおうちに帰りなさい
女の子は花道歩いてく 今はひとり
ひとつひとつ音を拾い
ひとつひとつ記憶を拾い集め
かれはさすらい歩いてく 今もひとり
ひとつひとつ音を紡ぎ
ひとつひとつ記憶を紡ぎ
かれのあとには そう花の道
昨日までの青空はどこへやら
雨はよこなぐりに降りつけ
風は木々をなぎ倒し
キミの立つはずだったこの島は
ボクだけを捕らえて離さない
キミがいないこの島で
キミの歌を唄うよ
キミに届かない歌を唄うよ
たぶんもうだめなんだって分かってる
黒い海の中泳ぐキミ 手を差し伸べられない
たぶんもう会えないって分かってる
黒い海の中沈むボク 手を差し伸べられない
それでも唄わずにいられない
それでも想わずにいられない
キミの唄
キミのこと
黒い海が全てを飲み込む
雨はよこなぐりに降りつけ
風は木々をなぎ倒し
キミの立つはずだったこの島は
ボクだけを捕らえて離さない
キミがいないこの島で
キミの歌を唄うよ
キミに届かない歌を唄うよ
たぶんもうだめなんだって分かってる
黒い海の中泳ぐキミ 手を差し伸べられない
たぶんもう会えないって分かってる
黒い海の中沈むボク 手を差し伸べられない
それでも唄わずにいられない
それでも想わずにいられない
キミの唄
キミのこと
黒い海が全てを飲み込む