青い空と白い羽根 #7
2005年1月31日そんなある朝のことだった。
今日もまた唄ってくれないんだろうなぁ。そもそも、彼女は僕の言っていることをちゃんと聞いてくれてるんだろうか。何の返事もしてくれないし、、
もしかしたら、彼女は日本語が分からないだけなのかもしれない。英語かなにか、彼女に通じる言葉で頼めばきいてくれるかもしれない。
きっとそうだ。
そんなふうに僕は1人で納得していた。
正直なところ、いくら話しかけても、何の返事も反応も返してくれない相手に、ひたすら話しかけるとゆう、まるで苦行のような行為に僕は疲れ始めていた。
だから、勝手に納得した僕は、いつもより少し明るく彼女の部屋の扉をノックした。
もちろん、返事はない。
返事がないのが分かっているのなら、ノックせずに入ってもいいような気もするのだが、やはり相手は女の子とゆうこともあり、勝手に入ることはためらわれたのだ。
返事がないのを確認してとゆうと、なんだかおかしいが、少し間をあけてから、僕は扉を開いた。
彼女はいつものように、窓に向かって、こちらに背を向けて座っていた。
僕は彼女の背中に「おはよう」と声をかけた。
そして、また彼女に頼み込むために、彼女の正面−といっても、彼女と空の間に入らないところに−回り込んだ。
「あのさぁ」と話しかけようとした僕は、あの口をしたまま止まってしまった。
言葉も出ない。あの口を開けていても、あの声が出てこない。
僕には彼女のその黒い瞳から零れ落ちる雫をみつめることしかできなかった。
その雫は、太陽の光を浴びて、きらきらと輝いていた。
その涙の原因は、きっと僕なのに、当の僕は、きれいだなぁと呑気にその雫をみつめていたのだった。
今日もまた唄ってくれないんだろうなぁ。そもそも、彼女は僕の言っていることをちゃんと聞いてくれてるんだろうか。何の返事もしてくれないし、、
もしかしたら、彼女は日本語が分からないだけなのかもしれない。英語かなにか、彼女に通じる言葉で頼めばきいてくれるかもしれない。
きっとそうだ。
そんなふうに僕は1人で納得していた。
正直なところ、いくら話しかけても、何の返事も反応も返してくれない相手に、ひたすら話しかけるとゆう、まるで苦行のような行為に僕は疲れ始めていた。
だから、勝手に納得した僕は、いつもより少し明るく彼女の部屋の扉をノックした。
もちろん、返事はない。
返事がないのが分かっているのなら、ノックせずに入ってもいいような気もするのだが、やはり相手は女の子とゆうこともあり、勝手に入ることはためらわれたのだ。
返事がないのを確認してとゆうと、なんだかおかしいが、少し間をあけてから、僕は扉を開いた。
彼女はいつものように、窓に向かって、こちらに背を向けて座っていた。
僕は彼女の背中に「おはよう」と声をかけた。
そして、また彼女に頼み込むために、彼女の正面−といっても、彼女と空の間に入らないところに−回り込んだ。
「あのさぁ」と話しかけようとした僕は、あの口をしたまま止まってしまった。
言葉も出ない。あの口を開けていても、あの声が出てこない。
僕には彼女のその黒い瞳から零れ落ちる雫をみつめることしかできなかった。
その雫は、太陽の光を浴びて、きらきらと輝いていた。
その涙の原因は、きっと僕なのに、当の僕は、きれいだなぁと呑気にその雫をみつめていたのだった。
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