モザイク計
2002年5月21日ういっす。52だぁ。
まともに書きます。久々に。
まぁ、なんかいろいろあったわけで。
でも、まぁ、なんとか今日も寝不足で咳き込んで元気にやっております。
ってか、昨日の夜、バイトの飲み会があってんけど。
そこで知った事実。
2今入院してんねんて。
きいとらんっての。
かなりしょげたね。ま、どうせそんな仲やからしゃぁないねんけど。
うーん。で、まぁ、顔見にいきたいなぁ。とか思ってるわけなんですが。
かなり淋しがってるらしいし。
側にいてやりたひっす。
うん。そんなこともあった。
で、ま、いろいろ本も読んでまして。
今読んでる本はかなりこむずかしい話で。
うちの好きな作家さんのやねんけどね。
ま、全般的にその人の書くやつはむつかしいんやけど。
うん。そんで、話の中に、人間は生まれた瞬間に罠にかかる。
っていうのがあって。
言葉の罠やねんけど。
ちょっと引用してみますと。
「言語自体は君の創造物ではない。それゆえに、本来、君の意思やイメージを正確に表現できるようには出来ていない、という罠だよ。つまり言葉は汎用ワードソフトのようなものだ。どのシステムに入れてもある程度使えることは使える。しかし完全には適応していないので、打っても出てこない文字や単語がある。
例えば、『子羊』と打ちたいのに、その単語がない。そして君は『子羊』を知っているのに他の者は知らない。君は子羊のことをなんとか説明しようとする。それで仕方なく『子供の羊』と打つことになる。酷いと『子供』もない場合がある。君は意味の類似した単語を必死で探す。登録されている言葉は、『生後間もない』、『未熟な』、『柔らかい』。さて、どれにしよう?」
「『柔らかい』だね。子羊の肉は柔らかくて美味しい」
「では『羊』さえもなくて、違う言葉から選ばなければならないとする。例えばこんな具合だ。『ふわふわした物』『角のある物』『有用な物』、どうだね?」
「『有用な物』が相応しい。だって肉も食べられる、乳も取れる、毛糸だって・・・・・・」
「そう。すると君なら『子羊が草原を走っている』という文章は、『柔らかい有用な物が草原を走っている』となる。それでは本来の子羊のイメージは伝わらない。そういうことだよ。他人にだけではなく、自己のイメージさえも言語に眩まされ不確かになっていく。そうやって人の精神は、自己に適さない言語と日夜格闘している」
こんなかんじ。ちょっとはぶいたとことかあるけど。
うちもさ、これと似たようなことを考えたことがあって。
うちのばやいは、だから結局のところ、本当の意味で人とわかりあえることはできない。
って結論になるんやけど。
たとえばさ、歌詩とかでも読んでて。
すごい自分と同じようなことを思ってる。って思っても。
実際相手は自分と同じことを思ってるわけではないんちゃうか。って。
たとえば、うちの云うアウトローの意味と、他の人が考えるアウトローの意味が違ってたりするわけで。
それがもし同じ意味をもっていたとして。[うちと誰かがね]
それが同じだということは伝わらないんじゃないかと。
いくら忠実に言葉にしたつもりでも、実際自分の中にあるイメージとは少しは[もしくはまったく]ちがうようにしかならないわけじゃない?
たとえばさ[多い]、うちのしやわせのかたちは、暖かくて柔らかい。やと思ってるわけなんやけど。
そのうちの中のそのイメージは正確には伝わんないっしょ。
あの温度とか、あの感触とか、あのここちよさだとかは。
言葉になんないもん。
うん。だから、すごく大切な人が何を見て、何を感じて、何を考えてるか知りたい。
って思っても無理よ。まったくもって。
と思います。うちは。
同一人物でないかぎり、その人と同じように何かを見て、何かを感じて、何かを考えることは無理です。はい。[あくまでうちの考え]
やから、みんな孤独なんです。
だから誰かを求めるんです。
だから解りたいと思うんです。
かわいらしい生き物よねぇ。
似たようなことを書いた記憶があるなぁと思って、自由帳を見てみたらあった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人間は孤独な生き物だ
だからいつも人を求める
だから本当に人を想える
そんな生き物だと思う
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2000年の3月に書いたらしい。
色あせない気持ちもあるもんだ。
ってねぇ、まぁ。そんなことを考えたりしてました。
言葉なんて不毛なもんよねぇ。
だから、ただ触れてるだけでいいや。とか思うんやけど。
それだけじゃ不安になるみたい。
我侭な生き物だこと。
でも、ま、そんな不器用な言葉でも伝えたいんですけどね。
コメント